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東京歌壇のうた
東京新聞 東京歌壇 選者:東直子さん 掲載していただいた短歌一覧です。 ✶ 2021年 1月17日 足の裏からあたたかいが吸われてつめたい私だけが残った 1月31日 若いねと言われるけれど私には歴史を妬むときがあります 2月28日 特選一席 残業をやっつけてきた僕はもうホットミルクの膜も押せない 5月23日 特選一席・月間賞 この町のどこに隠れていたのかな塾の光にたくさんのチャリ 5月30日 棒立ちでシャワーがお湯に変わるのを待ち続けてるヘンピな時間 11月28日 深海の魚をみている傍らでわたしはあなたの凪をみている 12月26日 もういない作者だと知りあとがきを手紙のように読み返している ✶ 2022年 1月16日 特選一席 片付けた部屋は隅まで暮れやすく荷造りをする背中は綺麗 5月8日 いもうとから生まれる湯気はじわじわと鏡のなかのわたしを隠す 7月10日 花首が折れてしまった薔薇のよう私を消した小会議室で 7月31日 旅先のテラスデッキが足音で波立つ きみのペリエまぶしい 8月21日 特選一席・月間賞・2022年度年

薄暑なつ
2025年12月29日読了時間: 6分


レッツ短歌のうた
Meets Regional 岡野大嗣と詠むレッツ短歌! 掲載していただいた短歌一覧です。 *『』内は、テーマ 第3回 『雑誌』 息抜きのコンビニで見た先輩の「ゼクシィ重っ」て顔、いいすね 第5回 『夏の終わり』 やわらかく発進をする夏期講習終わりの群れを乗せて市バスは (選外佳作) 第6回 『本屋』 きみは右わたしは左お気に入りの本屋でしばしのたのしい別れ 届かないわたしに気づいて星をとるみたいに本を渡してくれた (選外佳作) 第14回 『耳』 ゆうやけを耳で受けとる駅までをねむったバスの後部座席で 第20回 『パン』 焼きたてパンみたいに取り出す紙袋に入れてもらった本一冊を 第22回 『食卓』 音楽をちょっとゆるめてこの町のごはんの明かりを見ながら帰る 第23回 『 2 』 あめ玉をふたつもらった妹にもあげる日と食べちゃう日があるよ 第24回 『準備』 ペンライト持ってモバイルバッテリー持ってわたしはからっぽで行く 第25回 『お弁当』 お弁当ひとつでいっぱいの特急のテーブル いちばん旅っぽい 第26回 『麺類』 さくっとメシどうすか、で行っ

薄暑なつ
2025年12月29日読了時間: 3分


NHK短歌のうた
NHK短歌(2023年度) 選者:岡野大嗣さん 掲載していただいた短歌一覧です。 *「」内はテーマ 4月 「待ち合わせ」 入選 何口か確認したらまぶしくておっきい方の改札だって 6月 「予約」 佳作 店頭で受け取る、にしてその日までかばんとぼくにできるスペース 7月 「見上げる」 佳作 終わってもまだ明るいね会場を離れてもういちど振り返る 8月 「ライブ」 佳作 たましいに薪をくべられてる感じ 当選、席番、開場、開演 9月 「?(疑問符)」 佳作 文末に書かれた?は稲妻のようで寡黙なあなたの怒り 10月 「逆転」 佳作 風がぬくい夜がいっちゃん夏だ、てきみが この夜は終わらん気がした 11月 「高速道路」 佳作 ねむいままバスを降りれば包まれるサービスエリアの光のにおい 12月 「着る/脱ぐ」 佳作秀歌 妹の背中のチャックをしめていく朝のここだけ時間がしずか 1月 「日記」 佳作 しばらくは空のページでそのあとのライブやばかったって一行 2月 「コンビニ」 佳作 レジ横の油の匂いにまみれながら夏前に越すことを

薄暑なつ
2025年12月29日読了時間: 1分


群像短歌部のうた
『群像』群像短歌部 選者:木下達也さん 掲載していただいた短歌一覧です。 *「」内は、テーマ 第9回 「3/サン/さん」 3人で通るのちょっと厳しくて体をうひょ~ってしながら歩く 第14回 「名前」 あなたの名前ぎゅっと握って歩く夜 かけるべき言葉がわからずに 第15回 「金」 貯金箱に鳴らす水族館のおつり本屋のおつり珈琲のおつり 第16回 「ホラー」 大きめの奥歯みたいな朝顔がぎしぎし開く市役所前に 第21回 「呪文」 アリーナA 3列5番、アリーナA 3列5番、 光に入る

薄暑なつ
2025年12月27日読了時間: 1分
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